相馬屋の原稿用紙@神楽坂
相馬屋とは江戸時代から続く神楽坂の文房具店で、尾崎紅葉、夏目漱石、北原白秋、石川啄木、坪内逍遥ほか、名だたる文豪たちが相馬屋製の原稿用紙を愛用したことで知られています。私は原稿用紙を便箋代わりに使うのみですが、3冊購入してまいりました。正確な店名は『相馬屋源四郎商店』というのだそうです。
購入した原稿用紙は丁寧に包んでくれます。こういう所にも文房具をとても大切に扱う文房具愛が感じられます。そして、原稿用紙は昔ながらのテープでとじられており、お洒落感はありませんが、今となってはかえって新鮮ですよね!
今回はB5サイズの原稿用紙でマスの色がグレー、みどり、あかの3種類を購入しました。次の予定が迫っており・・・ていうか過ぎていた(+o+)・・・かなり大急ぎでお店に駆け込んだのですが、ちょうど朝日新聞の記者さんおり、申し訳なさそうに「少しお話を伺わせていただけませんか?」とちょっとした取材をうけました。原稿用紙を何に使うのか?なぜ原稿用紙なのか?職業は何か?そして年齢。一瞬、自分が何歳だか解らずに言葉を失ってしまいました。なんとか思い出しお答えしましたが、言葉の詰まりようから「こいつサバよんだな」と思われたかもしれません。(爆)最後に相馬屋源四郎商店11代目当主という方からお名刺とお礼にジェットストリームのボールペンをいただきました。噂には聞いていた”くっきりと濃い描線”のジェットストリーム。確かに!ボールペンなのにゲルインキのような濃さが続きます。いつまでも神楽坂にあってほしいお店です。